【無料で出店が可能も、年々審査が厳しくなっている傾向】初期費用・固定費・売上ロイヤリティが無料「Yahoo!ショッピング」- 現役ネットショップ・コンサルタントが教える「ECショッピングモール」紹介シリーズ

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こんにちは。EWORKS株式会社の新川です。

今回は【現役ネットショップ・コンサルタントが教える「ECショッピングモール」紹介シリーズ】の第二弾をお送りします。

今回は、ヤフー株式会社が運営している「ECショッピングモール」の「Yahoo!ショッピング」です。

ソフトバンクの孫正義氏が発表した「eコマース革命宣言」にて、初期費用はもちろん、毎月の固定費や売上ロイヤリティも無料(※1)とし、EC業界を驚かせた「Yahoo!ショッピング」。

※1: Tポイント原資、アフィリエイトパートナー報酬原資・手数料、決済サービス個別手数料、一部オプションサービスは負担あり。

そんな「Yahoo!ショッピング」について、現役ネットショップ・コンサルタントである筆者が、出店してみてわかった情報や感想、メリット・デメリットも含め、共有させていただきたいと思います。

それでは、よろしくお願いします。

時間がない人向け・Yahoo!ショッピングの強み

・初期費用、毎月の固定費、売上ロイヤリティが無料(ただし、ポイント原資やアフィリエイト報酬などは除く)

・日本人の約3人に1人が訪問している「Yahoo!JAPAN」のトップページなどから、ショップへ送客ができる。

・人気・需要も高い「Tポイント」を、ためる&使うことができる。

・他の大手「ECショッピングモール」と比べて、利益率が高い。

「Yahoo!ショッピング」について

「Yahoo!ショッピング」はYahoo!JAPANが運営している「ECショッピングモール」です。

Yahoo!JAPANは、日本最大級のポータルサイトで、検索、オークション、ニュース、天気、スポーツ、メール、ショッピングなど、多数のサービスを展開しています。

そんなYahoo!JAPANが運営している「Yahoo!ショッピング」ですが、最大の強みは「月額利用料」「固定費」「販売手数料・ロイヤリティ」がすべて無料であるという点です。

2013年10月7日。ソフトバンクの孫正義社長が「eコマース革命」と題し「Yahoo!ショッピング」の上記の費用について無料化を発表して大きな話題になりました。

その効果は抜群で、「eコマース革命」の発表後、「Yahoo!ショッピング」へ出店希望の店舗が一気に増えました。

2017年3月時点の発表では、「Yahoo!ショッピング」の出店者数は51万店超と公式に発表されています。

一方、国内モール最大手の「楽天市場」の出店店舗数は、2017年3月末で4万4602店舗と正式に発表されています。

つまり、現在、「Yahoo!ショッピング」の出店店舗数は「楽天市場」の「10倍以上」ということになり、多くのEC事業者が参入してきているという点が、この数字からも見えてきます。

「Yahoo!ショッピング」出店の詳しい費用

前の項で「月額利用料」「固定費」「販売手数料・ロイヤリティ」がすべて無料と、お伝えしました。

ほとんどの「ECショッピングモール」では、上記の料金が発生するため、「Yahoo!ショッピング」は、他のモールに比べても、コスト的に優位な立場になっています。

ただし、費用については、一つ注意点があります。

あくまでも「月額利用料」「固定費」「販売手数料・ロイヤリティ」のが無料になるというだけで、まったく経費がかからないというわけではありません。

「Yahoo!ショッピング」では商品が売れた場合、ユーザーへのポイント原資として、最低2.5%。アフィリエイト経由の購入でのアフィリエイト報酬が最低1%。また、クレジットカードの決済手数料も、大体4%前後がかかり、合計すると、約8%ほどが販売時に手数料として必要になります。

ただし、これらは、あくまでも売上があった際にだけかかる「成果報酬」のような意味合いで、商品が売れなければ上記の費用もかかりません。

総じて、他の大手「ECショッピングモール」と比べ、低コストで運用できるのは間違いないでしょう。

他の「ECショッピングモール」との違いについて

「Yahoo!ショッピング」は、低コストで、ほとんどリスクなく、ネットショップを運営できるというメリットがあります。

また、「Yahoo!ショッピング」は「ECショッピングモール」のなかでは、比較的、ルールの制約が軽いのも特徴です。

ほとんどの「ECショッピングモール」では、外部リンクが禁止(モール以外のURLを設定すること)ですが、「Yahoo!ショッピング」では、その制限がありません。
(ただし外部リンクに飛ぶといったガイダンスページが表示されます)

これにより、自社サイトや実店舗のサイトなどにも送客が可能で、「Yahoo!ショッピング」サイトにとどまらない、販促活動が可能となっています。

また、「プロフェッショナル出店」では、顧客のメールアドレスを正規アドレスのまま獲得でき、顧客のリスト育成も可能です。

もちろん無料メールマガジンも使用でき、SNSへの誘導なども可能で、自由にプロモーションできる体制も魅力の一つとなっています。

「Yahoo!ショッピング」に出店するべき3つの理由

続いて「Yahoo!ショッピング」に出店するべき3つの理由について、ご紹介したいと思います。

月額利用料・販売手数料などが「無料」と固定費が安い

ECサイト(ネットショップ)を出店・運営する際、はじめに考えなければならないのがコスト面です。

初期費用はもちろんですが、月額固定費用が発生する場合、例え、売れなくても毎月、固定の費用が発生してしまいます。

「Yahoo!ショッピング」では、販売時の手数料など諸々を含め、8%程度が必要になりますが、こちらについては、あくまでも商品が売れなければ発生しないため、商品の価格が赤字設定でなければ、損をすることはありません。

すでにネットショップを運営している方はもちろん、ネットショップで売れるかどうか試してみたいという方についても有力な出店先の一つになるでしょう。

人気のあるTポイントがたまる&使えるで利便性が高い

「Yahoo!ショッピング」では、TSUTAYAが発行していた「Tポイント」を獲得・利用することができます。

Tポイントは、楽天スーパーポイントと同様に、実店舗でも利用できる場所が多く、人気が高いポイントです。

実際、「Yahoo!ショッピング」では、Tポイントを利用した買い物が多く、たまったTポイントの使用先として、「Yahoo!ショッピング」の存在感が強まっています。

ソフトバンクユーザーとヤフープレミアム会員に強い

現在、「Yahoo!ショッピング」の取扱高の内、月額462円の会員サービス「Yahoo!プレミアム」会員による取扱高比率が75%に拡大しています。

Yahoo!プレミアム会員とは「Yahoo!ショッピング」内の買い物でTポイントが5倍になるなどの特典があり、月額を払ってでも「Yahoo!ショッピング」を使いたいという優良顧客が多くいることがうかがえます。

また、ソフトバンクユーザーも優遇されているのが特徴で、こちらは毎日ポイント10倍キャンペーンなどが行われております。

しかし、一方で2017年12月時点で、ソフトバンクユーザーの2/3はまだ「Yahoo!ショッピング」を利用していない状況です。

こちらについては、ポジティブに捉えることができ、今後「Yahoo!ショッピング」での買い物がお得だとユーザーが判断すれば、利用者がさらに増えてくることが期待されます。

Yahoo!ショッピングのデメリット

続いて、デメリットについても触れておきます。

競合店舗が多いため、競争が激しい

「Yahoo!ショッピング」の出店店舗数は51万店舗。楽天市場の10倍以上のため、商品数も非常に多くなっています。

そのため、「Yahoo!ショッピング」内では、いかに自社の商品を露出していくかが、重要な施策となります。

型番商品などは価格競争に巻き込まれる

「Yahoo!ショッピング」は店舗数に比例して、商品数も多く、型番商品などは多くの店舗と価格競争になります。

最安値を提示できない場合は、他の方法(価値)でユーザーに訴求するなど、売り方を検討する必要があります。

購入率・集客力向上の施策の実施

「楽天市場」の紹介でもお伝えしましたが、「Yahoo!ショッピング」でも、当然、集客や購入率向上などの施策を行う必要があります。

商品画像への文字入れ、商品の魅力を伝えるLP(ランディングページ)の作成など、制作関係も必要に応じて行うのはもちろん、どのように販売をしていくかなど、中・長期的な戦略の構築も重要です。

「Yahoo!ショッピング」出店の審査が厳しくなっている状況

eコマース革命宣言後、「Yahoo!ショッピング」は、出店店舗数を増やしていき、現在では3億商品前後まで増えています。

出店店舗が多ければ、それだけ競争は激しくなります。

一方で、Yahoo!株式会社も「Yahoo!ショッピング」への投資に力を入れてきており、販促費用も年々増加傾向にあります。

その多くは、ユーザーへのYahoo!負担のポイントアップキャンペーンとして資本投下されており、ショッピングモール側での集客強化とユーザーへの還元率強化を実施してくれるのも「Yahoo!ショッピング」の利点となっています。

また、「Yahoo!ショッピング」は2018年4~12月期(第3四半期)におけるeコマース国内流通額(Yahoo!ショッピング、アスクルにおけるLOHACO事業、一休などを含む)は5747億円で、前年同期比14.0%増と順調に成長しており、今後も「Yahoo!ショッピング」は、さらに発展していくことでしょう。

ネットショップを始めたい、または販路拡大を検討されている方で、初期費用をあまりかけられない、またはネットショップのテストをしてみたいという方には「Yahoo!ショッピング」の出店は、まず第一の選択肢になると思います。

一方、「Yahoo!ショッピング」側から見れば、第一の目標であった店舗数の増加は、ある程度達成し、今後、新たなフェーズに入る可能性があります。

その一環として、出店審査も年々厳しくなってきているため、出店を検討されている方は、なるべく早めに申請されることをおすすめします。

なお、出店審査が通らないといった件については、下記にまとめてありますので、参考にしていただけますと幸いです。

今回もお読みいただき、ありがとうございました。

EWORKS株式会社
新川達朗

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